美浦・田中剛 厩舎
■ 調教状況 ■ ジーワンサレブレッドクラブ公式ホームページより ■ 募集カタログコメント／１２年募集 現時点では１歳特有のアンバランスな感じは否めませんが、前躯と比較して後躯の発達が早く、ボリューム満点のお尻の大きさには目を奪われます。首差しなどはまだ細くて、随所に成長の余地を残しており、理想型への進化が楽しみな１頭です。上腕は太めながらも膝や球関節の骨量は適度で、完成時でも500kgを超えることは想像しにくく、脚元への負担も心配ありません。大腿骨が長いため後肢の可動域が大きく、ダイナミックな完歩で動けています。繋は長さ柔軟性ともに満たされており、芝の瞬発力勝負に適性が高いと見込んでいます。この血統特有の「堅実」の壁を打ち破り、世代トップクラスの出世を大いに期待しています。
ビーチフラッグの11
牡馬・鹿毛・２０１１年４月１９日生れ（美浦・田中剛）
生産：社台ファーム・繋養：社台ファーム 全４０口●総額３，０００万円
馬名：ノースショアビーチ
英名：North Shore Beach（英語）
由来： ハワイの有名なビーチ名より。父と母名より連想。
キングカメハメハ
2001 鹿毛キングマンボ
Kingmambo
1990 鹿毛Mr. Prospector Raise a Native Gold Digger Miesque Nureyev Pasadoble Manfath
*マンファス
1991 黒鹿*ラストタイクーン *トライマイベスト Mill Princess Pilot Bird Blakeney The Dancer Beach Flag
*ビーチフラッグ
1997 芦毛バウンダリー
Boundary
1990 鹿毛Danzig Northern Dancer Pas de Nom Edge Damascus Ponte Vecchio ファーストフラッグ
First Flag
1991 芦毛Woodman Mr. Prospector *プレイメイト Hoist Her Flag Aferd Sue la Con
母の父：
バウンダリー Boundaryは1990年,米国産,米で８戦６勝,ア フィナミナンＨｰＧV,ローズベンＨｰＧV。
【ＢＭＳ：主な産駒】
ベル エア ビューティ（アルシバイアディーズＳｰＧU,ヴァリー ヴューＳｰＧV）,シーサイド リトリート（加ニジンスキーＳｰＧU）,
ジュピター プラヴィアス（キラヴーランＳｰＧV）,リーサル コンビネイション（サラナクＳｰＧV）,ロング ラッシズ（スイート ソレラＳｰＧV）,
ディマーケイション（アク アクＨｰＧV,リヴァー シティＨｰＧV）,シャーベットトーン（マーキュリーＣ-JPN3）
母：
ビーチフラッグは米国産,３勝,バイオレットＳ-OP（Ｄ1400ｍ）,
マーガレットＳ-OP（芝1400ｍ）,コーラルＳ-OP２着,北海道・東海交流入着,グランシャリオＣ-JPN3２着,
かきつばた記念-JPN3２着。産駒
ビーチフェスタ （03 牝 黒鹿 フジキセキ）２勝
ビーチブリーズ （04 牝 青鹿 マンハッタンカフェ）３勝
ビーチアイドル （05 牝 鹿 *ファルブラヴ）３勝,フェニックス賞-OP（芝1200ｍ）,耶馬渓特別（芝1200ｍ）,
｜ 橘Ｓ-OP３着,ファンタジーＳ-JPN3４着,フィリーズレビュー-JPN2５着
ビーチパーティー（07 牝 芦 ゼンノロブロイ）２勝,現役
ビーチパレード （08 牝 黒鹿 *シンボリクリスエス）２勝,現役
ビーチブレイブ （10 牡 芦 ハーツクライ）未出走
祖母：
ファースト フラッグ First Flagは米３勝，Gold Digger S，NorthernLights Debutante S，
Minnesota Oaks２着。産駒
ハロード フラッグ Hallowed Flag：米17 勝,Remington Park SprintChampionship H２着,
｜ ケンタッキー カップ スプリントＳｰＧV３着,Forestry H３着,Forward Pass S３着
ゴーントゥファー Gonetofarr：米３勝,Fury S,Ontario Lassie S２着,Princess Elizabeth S３着
デュエット Duet：米１勝,Glorious Song S２着,Ontario Lassie S２着
カナディアン アライアンス Canadian Alliance：米入着。産駒
カナディアン ストーム Canadian Storm：米１勝,JessamineS３着
クレメンス Clemens：米５勝
スカイ フラッグ Sky Flag：米２勝
３代母：
ホイスト ハー フラッグ Hoist Her Flagは米19 勝,Don Riley H（２回）,Shakopee H,Eden Prairie H,
Eden Prairie S（２回）,Charles Lindbergh S,同２着（２回）,Mighty Miss H,同２着,ZipPocket S,Midwest Federal Grand Prix S,
Vale of Tears S,La Crosse H２着,Labor Day H２着,Mankato S２着。産駒で勝馬は１頭のみ
４代母：
スー ラ コン Sue la Conは不出走。産駒
スーズ マイ ボウ Sue's My Beau：米10勝,Lady's Secret S
アフレッズ エディション Afred's Edition：米３勝,Apple ValleyS,M.T.A. Stallion Auction S２着,Gem Lake S２着
ノースショアビーチ 牡５（美）田中剛 本賞金 ￥１,５００ 総賞金 ￥７,６６２ (１９戦 ４- ４- １- １- １- ８) 地方(１戦 ０- ０- ０- １) 出走日 開催 レース クラス 着順 騎手 人気 斤量 距離 状態 タイム 着差 通過順 3F 体重 賞金 15/10/24 4東京6 秋嶺Ｓ 12 蛯名正義 ８ 57.5 ダ1600 良 1.37.2 1.5 -10-10 37.7 488 \0 15/10/04 4中山9 内房Ｓ 10 蛯名正義 ６ 58 ダ1800 良 1.53.5 1.8 5- 8- 7 39.2 490 \0 15/07/12 2福島4 天の川特別 １ 蛯名正義 １ 57 ダ1700 良 1.45.0 0.5 8- 2- 1 37.8 490 \15,000 15/06/21 3東京6 青梅特別 ２ 蛯名正義 １ 57 ダ1600 稍 1.36.5 0.5 - 1- 1 36.8 490 \6,000 15/02/28 2中山1 総武Ｓ ２ 蛯名正義 ５ 55 ダ1800 稍 1.54.0 0.0 3- 3- 3 36.9 492 \8,400 15/01/11 1中山4 ポルックスＳ ８ 村田一誠 ４ 55 ダ1800 良 1.53.6 0.9 1- 1- 1 39.8 490 \0 14/12/27 4中山7 師走Ｓ ２ 村田一誠 ３ 53 ダ1800 良 1.53.0 0.2 1- 1- 1 39.0 488 \8,000 14/10/26 4東京7 ブラジルＣ 10 村田一誠 ３ 53 ダ2100 良 2.13.2 1.2 1- 1- 1 36.8 486 \0 14/08/10 2新潟4 レパードＳ ６ 村田一誠 ４ 56 ダ1800 稍 1.51.6 1.2 2- 2- 2 36.9 486 \0 14/07/09 6大井4 ジャパンダートダービー ４ 村田一誠 ５ 56 ダ2000 重 2.04.0 0.1 2- 1- 1 37.3 480 \4,500 14/05/18 2東京8 青竜Ｓ １ 村田一誠 ７ 56 ダ1600 良 1.37.4 -0.1 - 1- 1 37.3 482 \18,000 14/03/29 3中山1 500万下 １ 村田一誠 ６ 56 ダ1800 良 1.53.9 -0.2 1- 1- 1 37.0 484 \7,200 14/03/09 2中山4 500万下 ５ 村田一誠 ６ 56 ダ1800 良 1.56.8 1.0 3- 8- 7 38.5 486 \720 14/02/18 1東京5 未勝利 １ 村田一誠 ４ 56 ダ1600 重 1.37.2 -0.0 - 2- 2 36.6 488 \5,000 13/12/14 5中山5 未勝利 ６ 村田一誠 ５ 55 芝1600 良 1.37.3 0.3 2- 3- 2 36.1 488 \0 13/11/23 5東京7 未勝利 ２ 村田一誠 10 55 芝1400 良 1.22.8 0.1 - 5- 3 35.4 488 \2,000 13/08/31 4函館5 未勝利 ６ 村田一誠 ８ 54 芝1200 稍 1.14.6 1.1 - 7- 6 38.4 474 \0 13/08/03 3函館3 未勝利 ６ 村田一誠 ２ 54 芝1800 良 1.52.5 0.9 2- 3- 4 38.6 468 \0 13/07/13 2函館3 新馬 ３ 村田一誠 ３ 54 芝1200 良 1.11.7 1.0 - 4- 4 35.8 466 \1,800
■ 15/10/24 東京 秋嶺Ｓ 10月24日(土)東京･秋嶺Ｓ(ダート1600ｍ･ハンデ)に57.5kg蛯名騎手で出走し、馬体重は前走から-2kgの488kgでした。 レースでは、五分のスタートを切って押していきましたが、ダッシュがつかず中団のポジションとなりました。縦長の展開の中、道中はそのままの位置で脚を溜めて、3･4コーナーをカーブ。直線、外めに進路を取って追い出しを開始しました。しかし、ジリジリとした脚どりで前を捉えるまでの勢いは見られず、勝ち馬から1.5秒差の12着で入線しています。 ｢道中はペースが速く、中団からのポジションで間違ってはいなかったはずです。しかし、テンから行きっぷりは良くなく、道中も気合いをつけながらの追走で、脚が溜まらず終いはジリジリとした脚しか使えませんでした。気持ち的にも、以前のようなピリッとしたところがありません。見えない疲れがあるのか、走り方も上で支えていないと、前にダラッと垂れるような走りになってしまっています｣(蛯名騎手) ｢テンから追走にかけて、行きっぷりが良くありませんね。57kgで勝っているように、敗因は斤量にあるとは考えにくいですし･･･。調教で跨っていても、以前のような勢いはなく、ビュッとした伸びも見られなくなっています。気持ちの問題なのか、あるいは馬体なのか、どこに原因があるのかよく分かりません。レースが終わって問題ないことを確認していますが、トレセンに戻り、もう一度入念に馬体をチェックしてみます｣(田中剛調教師) ■ 15/10/04 中山 内房Ｓ 10月4日(日)中山･内房Ｓ(ダート1800ｍ･ハンデ)に58kg蛯名騎手で出走し、馬体重は前走7月の福島戦から増減なしの490kgでした。 レースでは、多少ゆっくりとしたスタートになり、押していきましたが、外の馬のダッシュが早く、中団前めのポジションからとなりました。道中は好位グループを見ながらレースを進め、3コーナー過ぎでは右ムチを入れて進出を開始。インの利を生かして徐々に順位を上げながら直線へ。前をいく先行勢を捉えに掛かりましたが、ジリジリとした脚色で伸びを欠き、勝ち馬から1.8秒差の10着でゴールしています。 「斤量が影響したのか、久々の分なのか、モサモサしてまるで進んで行かなかったです。道中は押してもハミをくわえず、上ずって走っているような印象を受けました。勝負どころを含めてサッと反応できず、直線でも広いところに出したわりに伸びませんでした。けっしてバテているわけではないのですが…。休み明けの今回を叩かれて良くなるはずで、また次走に期待してください」(蛯名騎手) 「久々の分もありましたし、腹回りはドッシリしていましたが、多少、馬体がこじんまり映りました。元々、使って良くなるタイプですから、次は上積みが期待できるはずです。次走については、状態を確認してからになりますが、東京のダート1600mを視野に入れていきたいと思います」(田中剛調教師) その後、田中剛調教師から連絡があり、「右後肢蹄球部分に外傷が見つかりました。どうやらレース中に、他馬に引っ掛けられてしまったようです。すぐにケアして様子を見たいと思います」とのことでした。 ■ 15/07/12 福島 天の川特別 7月12日(日)福島･天の川賞(ダート1700ｍ)に57kg蛯名騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの490kgで、単勝1.8倍の1番人気に支持されました。 レースでは、スタートでやや立ち遅れると、押して行きましたがダッシュがつかず中団を追走。道中は先団グループと4馬身ほど離れたポジションで流れに乗りました。向正面で軽く気合いをつけると、馬群外めからジワっと進出し、3コーナー過ぎに早くも先頭へと並びかけました。3頭が横並びの状態で直線に入りましたが、手応えの違いは明らかで、すぐさま2頭を置き去りにし、一気に後続との差を広げました。残り200mで左ムチを入れたものの、最後は流す余裕まで見せる完勝劇で、昨年5月以来の嬉しい4勝目を挙げています。勝ち時計は1:45.0で、2着との差は3馬身でした。 ｢ゲートを出なかったので、控える競馬に徹しました。今日のようなレースができたことは大きな収穫ですね。前が流れてくれましたし、結果的に無理に先行争いに加わらなくて良かったかもしれません。勝ててホッとしました。ありがとうございました｣(蛯名騎手) ｢スタートが出なかったので一瞬ヒヤッとしましたが、ここではさすがに力が違いましたね。ゲート内で首を下げていたので、もしかしてとは思いました。しかし、4コーナーでの反応を見て、勝ちを確信しました。この後は準ＯＰの適鞍がしばらくないことから、一旦山元トレセンへリフレッシュ放牧に出して、秋の中山戦を目標にしようかと考えています」(田中剛調教師) ■ 15/06/21 東京 青梅特別 6月21日(日)東京9R･青梅特別(ダート1600ｍ)に57kg蛯名騎手で出走し、馬体重は2月の前走から-2の490kgでした。 レースでは、好スタートを決めると押して先頭に立ちました。道中は、先頭の2頭が後続を3馬身ほど離し、3コーナー過ぎからペースが速くなると、後続との差がなくなり、馬群が一団となりながら4コーナーをカーブしていきました。直線では、1馬身のリードを保ちながら、ジッと追い出しを我慢しました。残り400m地点から、ゴーサインを出すと、リードを広げていき逃げ込みを図りました。しかし、2番手につけていた馬の脚色がよく、残り200m地点で交わされると、差は広がっていき、勝ち馬から0.5秒差の2着でゴールしています。 ｢勝ち馬は重賞でも連対実績があるように、力が違いますね。道中は、ハナに行く馬がいなかったですし、譲り合いは嫌だったので、先頭に立ちました。終いは、後ろが来るのを待って、仕掛けを遅らせたのですが、勝ち馬は楽に付いてきました。勝ち馬と本馬と、このクラスでは力が違いますね｣(蛯名騎手) ｢この時計での決着ですし、やはり力はありますが、勝ち馬が強かったですね。次走については、状態を見てからになりますが、7月12日(日)福島･天の川賞(ダート1700m)あたりを考えています｣(田中剛調教師) ■ 15/02/28 中山 総武Ｓ 2月28日(土)中山･総武Ｓ(ＯＰ･ダート1800ｍ)に55kg蛯名騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの492kgでした。スタートはそれほど速くありませんでしたが、大外枠からスッと前につけました。3頭が先頭に並んだ状態で1コーナーに入り、コーナーワークで3番手となりました。一旦はひとつポジションを落とすも、ふたたび3番手に上がって向正面へ。1000ｍを過ぎてから前2頭へと並びかけていき、3･4コーナーで少し置かれるも、直線に入るとふたたび盛り返しました。内から抜け出しを図ろうとした2番人気の馬との一騎打ちとなりましたが、惜しくもクビ差競り負けて2着でゴールしています。 「何もしない状態だと、スタートはそれほど速くありませんでした。これまで村田騎手はゲートが開いた瞬間に押していったのでしょう。スタートで出ればハナも考えましたが、外枠だったので無理せずにいきました。道中のリズムは良く、いい形で運べたと思います。強いていえば、ハミに頼ろうとするところがあるので、もっと体が起きてくればいいですね。勝負どころからは手応えが悪いわりに頑張ってくれました。最後も差し返してくれたのですが、本当に悔しいです」(蛯名騎手) 「レース中はもっと積極的に進めてもと思いましたが、結果的にはあの乗り方で正解でした。こういう競馬ができると分かったのは収穫です。一気にハナへと立たず、ジワッと行ったのが良かったですね。今週はマイクロでしっかりとケアしたことで、左右のブレもだいぶ良化していました。今後の予定については、背腰の疲れと番組を見ながら決めていきます」(田中剛調教師) ■ 15/01/11 中山 ポルックスＳ 1月11日(日)中山11R･ポルックスＳ(ＯＰ･ダート1800ｍ)に55kg村田騎手で出走し、馬体重は前走から+2kgの490kgでした。レースでは、五分のスタートを切ると、馬なりのままハナを奪い先頭に立ちました。道中は縦長の展開のなか、2番手の馬に4馬身ほどの差をつけながら軽快に逃げ、そのままのポジションで3･4コーナーをカーブしていきました。直線に向き、粘りこみを図りましたが、残り200m付近で脚色が鈍り始めて後続に交わされてしまい、最後は勝ち馬から0.9秒差の8着で入線しています。 「今回は外枠でしたが、前走ほどスタートで出していかなくてもハナを奪うことができました。道中もいい意味で気合いが入り過ぎることなく、いい走りを見せてくれましたが、終いは脚があがって一杯になってしまいました。いつもは直線でもう1度ハミを取ってくれますが、そのようなこともなかったですね。返し馬から状態の良さを感じましたが、昨年末に比べると馬場が重くなっていることが原因か、もしくは中1週での出走が影響したのかもしれません。体の疲れはなかったものの、見えない中身の部分が疲れていた可能性はあります」(村田騎手) 「道中はいい感じに見えましたが、前走のような粘りを出すことができませんでした。夏には降級しますし、しばらくは無理せずいきましょう。一旦リフレッシュ放牧を挟み、しっかりと体を休ませてあげたいと思います。帰厩のタイミングや次走については、放牧先での状態を確認しながら決めていきます」(田中剛調教師) ■ 14/12/27 中山 師走Ｓ 12月27日(土)中山11R･師走Ｓ(ダート1800ｍ)にハンデ53kg村田騎手で出走し、馬体重は前走から+2の488kgでした。 レースでは、五分のスタートを決めると、少し仕掛けながらハナへ立ちました。そのままスピードに乗って単騎の逃げに持ち込むと、リードを拡げて後続に大きく差をつけていきました。3コーナーあたりから徐々に後ろが追い上げてきたものの、手応え十分に先頭のまま4コーナーをカーブしていきました。直線入口では一旦さらに前に出て、そのまま粘り込みを図りましたが、ラスト1Fあたりで好位から伸びてきた1番人気のライバルに捉えられてしまいました。相手の脚色も衰えず差し返すことはできませんでしたが、最後まで踏ん張りきって2着でゴールしています。勝ち馬からの差は0.2秒でした。
騎乗した村田騎手は「他に行く馬がいませんでしたので、思い切った逃げをうちました。飛ばしていきましたが、向正面で本馬としては上手く息も入ったので、直線を向いた時も手応えは残っていました。勝てると思ったのですが…。悔しいですね。すみません。ブリンカーの効果も感じましたし、調教でもだいぶ気合を乗せてもらっていましたので、状態は良かったです」とコメントしており、 田中剛調教師は「最後までよく踏ん張ってくれました。行き過ぎたかなとも思いましたが、自分の形の競馬に持ち込めたと思います。こうやって後ろになし崩しに脚を使わせるくらいの方が良さそうです。またトレセンへ戻った状態を確認してから今後を検討していきましょう」と話していました。■ 14/10/26 東京 ブラジルＣ 10月26日(日)東京11R･ブラジルＣ(ダート2100ｍ)にハンデ53.0kg村田騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの486kgでした。レースでは、ダッシュはそれほど速くありませんでしたが、押してハナを取りにいきました。先手を取り切ると、2コーナーあたりから徐々にペースを落としながら一団となった馬群を引っ張っていきました。3コーナーから再びペースをジワジワと上げていき、リードをキープしたまま直線を向き、そのまま押し切りを図りたいところでしたが、2番手の馬の脚色が良く、坂のあたりで交わされてしまいました。その後も何とか内ラチ沿いで踏ん張っていましたが、最後はいっぱいになって後退してしまい、勝ち馬から1.2秒差の10着に敗れています。 騎乗した村田騎手は、「こなせるかと思いましたが、少しだけ距離が長かったかもしれません。すみませんでした。ただ、緩さもなくなってきて、馬体はパワーアップしていることは確かです。これまで使ってきた距離で、自分の競馬ができれば巻き返せると思います」と悔しい表情でコメントしており、 田中剛調教師は、「道中で上手くペースを落としていけたのですが…。先手を取るまでに思った以上に脚を使っていましたし、距離は長めになりましたが、初の古馬相手でペースに戸惑った部分もあったのではないでしょうか。またトレセンへ戻った状態を確認してからですが、距離を含めていろいろと考えていきたいと思います」と肩を落として話していました。 ■ 14/08/10 新潟 レパードＳ 8月10日(日)新潟･レパードＳ(Ｇ３･ダート1800ｍ)に56kg村田騎手で出走し、馬体重は前走から+6kgの486kgで、4番人気の支持を受けました。レースでは、五分にゲートを出ると、いつものように仕掛けていきました。ハナを主張した馬を先に行かせて、2番手で1･2コーナーをまわりました。向正面ではその逃げ馬の外、半馬身差の位置につけて、その半馬身後ろに1番人気馬が並ぶという隊列でした。3コーナーを過ぎて本馬を含めて4頭が先頭に並びかけていきましたが、ペースが上がったところで一瞬置かれてしまい、直線入り口で外からきた1番人気馬にも遅れをとってしまいました。最後までバテずによく踏ん張ったものの、ふたたび前を捉えるような脚はなく、勝ち馬からは1.2秒差の6着でゴールしています。 レース後、村田騎手は「ヨーイドンの競馬になってしまい、本馬には厳しかったです。結果的には、向正面でハナに立って、自分で競馬を作った方が良かったかもしれません。3コーナーを過ぎてから一気にペースが速くなってしまいましたからね。馬場もパサパサの方が合います。状態は良かったのですが、左トモがグッと上がっているような印象もあり、成長期を迎えているように感じました。これから右トモも上がってくれば、さらにいいパフォーマンスを見せることができるはずです」、 田中剛調教師は「具合は良かったと思いますし、天気もなんとか我慢してくれたのですが、結果を残せず申し訳ございません。ペースが速くなったところでついていけず、シュッと行かれてしまいました。今後については、よく状態を確認したうえで決めていきたいと思います」と悔しそうな表情で話していました。 ■ 14/07/09 大井 ジャパンダートダービー 7月9日(水)大井11R・ジャパンダートダービー(Jpn1･ダート2000ｍ)に56kg村田騎手で出走し、馬体重は前走から-2の480kgでした。レースでは、五分のスタートから先行し、外の馬を前に行かせて2番手で流れに乗っていきました。3コーナー手前で逃げ馬が後退し始めると替わってハナへ立ちました。3〜4コーナー中間からは1番人気馬にぴったりマークされる形になりましたが、先頭でクビ差リードしたまま手応え良く直線へ向きました。鞍上の必死の激に応えて最内で脚を伸ばすと、残り200ｍあたりでは一旦後続との差を広げていき、そのまま押し切りを図りましたが、ラスト100ｍでやや脚色が鈍り、外から交わされてしまいました。それでも最後まで懸命に踏ん張って、さらに外から差し切った勝ち馬から僅か0.1秒差、ハナ、1/2、クビ差の4着で入線しています。 騎乗した村田騎手は「1〜2コーナーでは息を入れられましたが、後半はだいぶ厳しい形になりましたね。それでも最後まで本当によく頑張ってくれました。力のある馬です。雨が降らずもっとパサパサで力を要する馬場なら、後続もあれほどキレなかったと思いますから、押し切れていたかもしれません」と非常に悔しそうな表情でコメントしており、 また田中剛調教師は「しっかり自分の競馬をしてくれましたし、結果は残念でしたが、力のあるところを見せてくれたと思います。最後まで一生懸命走ってきましたから、今後についてはトレセンへ戻った状態をよく確認してから改めて考えていきましょう」と話していました。 ■ 14/05/18 東京 青竜Ｓ 5月18日(日)東京10R･青竜Ｓ(ダート1600ｍ)に56kg村田騎手で出走、馬体重は-2の482kgでした。レースでは、スタートはそれほど速くなかったものの押してハナへ立ちました。道中は半馬身ほどのリードをキープして、そのまま4コーナーをカーブ。直線に入ってからもまだ余力を十分に残しており、坂のあたりで追い出しを開始するとしっかり反応して脚を伸ばしていきました。ラスト200ｍからは好位から抜け出してきた馬に迫られましたが、脚色はまったく衰えず最後まで抜かせることなく先頭でゴールを駆け抜け、見事に2連勝でオープンを制しています。勝ち時計は1:37.4で、2着との差は半馬身でした。 騎乗した村田騎手は「スタートは他の馬を見ながらポジション決めようと思っていました。行く馬がいなかったので、逃げる形になりましたが、最後までリズム良く運べました。本格化は秋くらいになるかと思っていましたが、レースを経験しながらしっかり成長を続けてくれていますね。まだまだ良くなりそうですし、これからが本当に楽しみです。ありがとうございました」とコメントしており、また田中剛師は「うまく先手を取って良いレースができました。着実に力をつけてくれていて、だんだん頼もしくなってきましたね。トレセンへ戻った状態をよく確認してから、今後の方針を検討していきたいと思います。ありがとうございました」と話していました。 ■ 14/03/29 中山 500万下 3月29日(土)中山5R･ダート1800ｍ戦に村田騎手で出走し、馬体重は前走から-2の482kgでした。レースでは、五分のスタートを切ると果敢に押して先行、スピードに乗るとあっさりハナを奪いました。道中はしっかり騎手が抑えてペースを落としていくと、展開も落ち着きました。3コーナー手前から絶妙にペースを上げていくと、4コーナーでは後続が並びかけてきましたが、直線追い出すと突き放し、坂の登りでも伸びは鈍らずにセフティーリードを保ったまま先頭でゴール。見事逃げ切って嬉しい2勝目を飾り、オープン入りを果たしました。勝ち時計は1:53.9で2着とは1馬身半差でした。 騎乗した村田騎手は「前回は初距離もあって控えましたが、前走で距離が持つことが分かっていましたので、1枠ということもあり積極的に行きました。向正面ではまだ少し力むようなところがありましたが、直線ではまだ余裕がありました。夏に比べるとしっかりしてきていますが、まだ伸びしろはありそうです。ひとつひとつ階段を上がっている印象ですね。」と笑顔のコメントしており、またドバイでレースを見守っていた田中師は「今日は騎手が上手くエスコートしてくれたと思います。まだ良化途上の段階で勝ち星を増やせたことは能力がある証拠でしょう。今後も村田騎手と大切に育てていきたいと思います。」と話していました。 ■ 14/03/09 中山 500万下 3月9日(日)中山4R･ダート1800ｍ戦に村田騎手で出走し、馬体重は前走から-2の486kgでした。レースでは、五分のスタートを切るとスピードに乗って先行集団の内、好位3番手で流れに乗りました。道中は馬の後ろに入れたこともあって折り合いもついていましたが、向正面で急に外から捲くってくる馬が出て、後続が一気に動き3,4コーナーでは馬群の中団あたりまでポジションを下げました。直線に入るところで上手く外に出すと、そこから坂の上りではグングン伸びて前に迫っていきましたが、先行からスムーズに抜け出した勝ち馬には1.0秒及ばず、それでも何とか5着と掲示板は確保してくれました。 騎乗した村田騎手は｢この距離なので楽に先行できたのですが、結果的には内に閉じ込められてしまい、動きたいところで動けませんでした。直線も手応えはあるものの、まだトモが緩い分ジワジワという感じで瞬発力勝負になるとまだ厳しいですね。最後まで伸びていましたし、距離はこなせる印象でした。チャンスがあれば、次はもっと積極的に乗りたいと思います。｣と悔しい表情でコメントしており、また田中剛師は｢この距離だったので騎手も大事に乗ってくれた分、直線は最後まで伸びてくれましたね。昇級戦でしたが、内容は次に繋がるものだったと思います。距離ももってくれましたし、今後の選択肢も広がりましたね。レース後の状態を良く確認してから、今後の予定を決めていきたいと思います。｣と話していました。 ■ 14/02/18 東京 未勝利 2月18日(火)東京3R･ダート1600ｍ戦に村田騎手で出走し、馬体重は前走から±0の488kgでした。レースでは、スタートを決めて、すんなりと好位2,3番手につけ、逃げ馬を見ながら流れに乗っていきました。初めてのダート戦でしたが、道中もリズム良く追走し、そのままの位置で直線を向くと、馬なりの楽な手応えで逃げ馬をスッと交わして先頭に立ちました。そこから満を持して追われると、さらに脚を伸ばして後続との差を広げていきました。ゴール前で外から追い上げてきた馬が追いすがり、2頭のマッチレースになりましたが、こちらの脚色も衰えず、きっちりハナ差前に出て1着で入線。嬉しい初勝利を飾っています。勝ち時計は1:37.2でした。騎乗した村田騎手は「ゲートの出も速かったですし、芝の経験があるので、1600ｍ戦の芝スタートはプラスでしたね。うまく流れに乗れました。道中のダートの走りも問題なかったです。最後は馬体を併せてから強い気持ちを見せてくれました。まだまだこれから良くなる部分を残していますし、今後が楽しみです。ありがとうございました」と笑顔でコメントしており、また田中剛師は「素質を感じていた馬なので、まずは勝ててホッとしました。芝でスピードを見せていた馬ですし、今日のような脚抜きの良い馬場状態も合っていたかもしれませんね。大事に育てて、さらに上を目指していきたいと思います」と話していました。 ■ 13/12/14 中山 未勝利 12月14日(土)中山5R･芝1600ｍ戦に村田騎手で出走し、馬体重は前走から増減なしの488kgでした。レースでは、五分のスタートから持ち前のスピードで楽に先行すると、そのまま好位グループ3,4番手で流れに乗りました。道中も上手く折り合って、3〜4コーナーから手応え良く前に並んでいきました。直線に入って前を追うと、伸びてきて先行勢を交わしていきましたが、外から差してきた馬たちのほうが勢いがあり、最後まで内で良く粘ったものの勝ち馬から0.3差の僅差6着での入線でした。騎乗した村田騎手は「スタートも良く、道中もスムーズな追走でしたが、やはり用意ドンの瞬発力勝負になると、まだトモがパンとしてないぶん分が悪いですね。マイルの距離は克服できそうなのですが。すいませんでした。」と頭を下げてコメントおり、また田中剛師は「ひと叩きされて馬の状態は上向いていたのですが、今日の競馬を見るとまだ成長途上の感じはありますね。残念ながら惜しくも次走への優先出走権を逃しましたので、トレセンに戻った馬の状態を確認して、短期放牧に出すかどうかを検討したいと思います。」と話していました。 ■ 13/11/23 東京 未勝利 11月23日(祝･土)東京2R･芝1400ｍ戦に村田騎手で出走し、馬体重は休養前の前走から+14の488sでした。レースでは、スタートで良い反応を見せると、スっと先行して好位集団の内4,5番手で流れに乗りました。道中は折り合いもつきスムーズな走りで無理なく追走して、4コーナーでは内を利して3番手でカーブしていきました。手応えを残して直線に向くと、抜け出す場所を探りながら坂を駆け上がり、逃げ馬の外に出して追い出していきました。鋭い伸びで前をあさり交わしましたが、ゴール前で外から抜け出した馬に半馬身交わされてしまいました。それでも大外から伸びてきた馬との2着争いをハナ差制してゴール、復帰初戦でしっかり変わり身を見せてくれました。 騎乗した村田騎手は「山元TCで一度騎乗させてもらったときも良くなっていると思いましたが、今日は返し馬の感じが良く、北海道の洋芝の走りと違ってました。スタートも出てくれて内でスムーズに流れに乗れましたし、直線もしっかり伸びていました。体の増えた分はほとんど成長分だと思いますし、次走はさらに良くなってくれると思います。」とコメントしており、また田中剛師は「随分肩回りの筋肉も付いてきて成長していますね。次走は中山開催となりそうですが、1600くらいまでは対応してくれると思っています。何とか次で勝ちたいですね。」と話していました。 ■ 13/08/31 函館 未勝利 8月31日(土)函館2R･芝1200ｍ戦に村田騎手で出走し、馬体重は前走から+6の474kgでした。レースではまずまずのスタートを切ると、押して3,4番手の位置取りにつきました。道中は先行集団の後ろ6番手で進み、勝負どころの4コーナー手前あたりから懸命に前を追いかけました。しかし、後ろから来る馬の追撃は許さなかったものの、前との差はなかなか詰まらず、最後は勝ち馬から1.1秒差の6着でゴールしています。騎乗した村田騎手は「具合は良かったと思います。まだトモがパンとしていなくて、手綱を放すと体が伸び切ってしまうので、ずっと持ったままでした。このあとは放牧と聞いていますし、どんどん良くなっていくのではないかと思います」とコメントしています。新潟の田中剛調教師からも「ジョッキーが馬場を考えて大事に乗ったみたいです。このあとは無理せず、旦週明けの火曜日に山元TCへ放牧に出す予定でいます」との連絡がありました。 ■ 13/08/03 函館 未勝利 8月3日(土)函館1R･芝1800ｍ戦に村田騎手で出走し、馬体重は前走から+2の468kgでした。レースでは、好スタートを切ると内の馬を見ながら楽に先行、好位2番手で流れに乗りました。道中も落ち着いて追走できていましたが、向正面で早めに外から後続にまくられてペースが急に上がると、少し置かれてしまい後方に下がってしまいました。直線ではジワジワ巻き返していきましたが、途中から先頭を譲らなかった勝ち馬から0.9秒差の６着での入線でした。騎乗した村田騎手は｢上手く良い位置を取れたのですが、急にペースが上がると動き切れませんでした。直線はまた伸びているので距離は問題ないと思います。現状ではまだトモも緩く、こういう展開は合わなかったですね。｣と肩を落としてコメントしており、また田中剛師は｢調教の動きは徐々に変わってきているのですが、まだ良化途上であることは間違いないと思います。レース後の状態をしっかり確認して、もう一度使うか放牧に出して成長を促すかを判断したいと思います。｣と話していました。 ■ 13/07/13 函館 新馬 7月13日(土)函館5R・新馬(芝1200ｍ)戦に村田騎手で出走･デビューして、馬体重は466sと仕上がりは悪くありませんでした。レースでは、好スタートから無理せず先行集団を見ながら4番手の位置でレースを進めました。中盤あたりでは前３頭との差が少し開きましたが、直線に入るとしっかり伸びて盛り返してきました。なかなか前との差は詰まりませんでしたが、最後は1頭かわして先頭から1.0秒差の3着で入線しています。騎乗した村田騎手は「ゲートは練習したのでスムーズに出てくれましたが、まだトモが緩く二の脚がつきませんでしたね。それでも直線はしっかり伸びてきましたし、成長してトモが付いてくるようになれば走ってくると思います。距離も現状では1200ｍは少し忙しいイメージでした。」とコメントしており、また田中剛師は「この血統の割には気性も落ち着いていて、初めてのレースとしては先に繋がる競馬ができたと思います。まだまだ馬体は成長途上ですので、レース後の状態をしっかり見極めて、続戦していくか一旦放牧に出して成長を促すかを検討したいと思います。」と話していました。
